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オーバーツーリズムとは?世界レベルのホテルが足りない?日本に50新設予定

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先日、菅官房長官が「今後、各地に世界レベルのホテルを50カ所程度新設することを目指」と発表がありました。

日本は極端に裕福層が満足できる世界トップクラスのホテルの数が少ないとの指摘があります。

 観光客の増加を予定しているようだが、オーバーツーリズム の問題や世間の反対などへの対策が必要になってきますね。

すでに日本でも京都や鎌倉などはかなりの観光客の数で被害が出ていますが、世界でもオーバーツーリズム への対策の事例などもたくさんあるので参考にして被害は最小限にできるようにしなくてはなりません。。

 

オーバーツーリズムとは

観光公害とも言われます。

観光客が多くなり過ぎて地元住民が快適に生活できなくなったり、住みにくくなったり地価が上がり過ぎて移住する人も多く、住民が減ったりします。

マナーの良い観光客ばかりではないので、人が溢れかえると大変ですよね。

交通渋滞やゴミ、騒音問題など様々な弊害が出てきます。

また、地元住民への配慮もですが、せっかく訪れた観光客にも人手不足や従業員の教育が間に合わず、満足のいくサービスを提供できないというケースもあり申し訳ない限りです。

特定の観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受忍限度を超える負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させるような状況。引用:JTB総合研究所

 

オーバーツーリズム 海外や日本の事例

 

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オーバーツーリズム といえばイタリアのベネチア、スペインのバルセロナ、オランダのアムステルダムなどが有名ですね。

世界遺産への落書きだとか、触ったり壊したり、ゴミをポイ捨てたり被害は大きなものから小さなものまで様々です。治安の悪化なども加速しますね。

 

 

オーバーツーリズム 原因と対策

 中国をはじめとする経済拡大により、海外旅行を楽しめる人が増えた事と、格安航空会社とAIRBNBなど格安で宿泊できるサービスが普及した事がオーバーツーリズム の大きな原因だと考えられます。

また、インターネットやスマホの普及により、海外の情報も手軽に入手できるようになりましたし、自国の自宅にいながらスマホですべての予約が完了できるのも海外旅行の増加に拍車をかけけています。

 

 対策としては、入場料の大幅引き上げで人数そのものを制限したり、観光地を分散させたり観光の時間を早朝のみに区切ったりと様々な対策が取られています。

ガラパゴス諸島やタージマハル、ギリシャのサントリーニ島などは入場制限が設けられています。マチュピチュは時間も決められており、4時間の滞在しかできません。

 

 日本の京都は年間5000万人以上の観光客が訪れますが、オーバーツーリズム が深刻な地域です。

京都市ではオーバーツーリズム を緩和させるために観光客を分散させる取り組みを行っています。

例えば、開館時間を早めたり朝だけのイベントを開催したりして「時間の分散」を行ったり、夏の青紅葉をアピールして紅葉の季節だけではない「他の季節への分散」を行っています。 

 

観光客を減らすのではなく「分散」し、観光客が少ない他の地域の経済効果などにつながればいいですね。

日本に世界レベルのホテルを50新設する理由

日本には世界レベルのホテルが極端に少ないらしく、外国人富裕層にもっとお金を落としてもらうためにホテルを作るとの意見には少しは理解できる部分もある。

確かに中国には31カ所、アメリカには78カ所の5つ星ホテルがあるのに対し日本は5カ所しかありません。

しかし、観光地も何も整備されていない地方の実情を無視し、田畑しかないような場所にいきなり世界レベルの高級ホテルを建設するのは唐突かつ盲目的に見え、疑問を持たざるを得なません。

 なぜ民間がホテル経営に乗り出さないのか。なぜ政府が支援する必要があるのか。

様々な意見が飛び交うがもっと慎重に考えて欲しいと思うのは私だけではないはずです。

日本には5つ星ホテルは少ないですが、由緒ある素敵な旅館がたくさんあります。5つ星ホテルにこだわる必要があるのでしょうか。

世界レベルのホテルとは?

日本国内の5つ星ホテルは、「パレスホテル東京」「ザ・リッツカールトン京都」「ザ・ペニンシュラ東京」「マンダリンオリエンタル東京」「シャングリ・ラホテル東京」の5カ所です。
一方、フランスには13カ所、中国には31カ所、アメリカには78カ所の5つ星ホテルがあります。

世界レベルのホテルとはどんなものなのか。
“世界トップクラス”の基準のひとつが、富裕層の宿泊を基準にしたスイートルームの多さらしい。

 個人的にスイートは確かに気分が上がるし素敵なサービスをくれるけど、個人的には部屋中を転がれる畳の旅館宿がいいなぁ。裸足が好き。

世界の高級ホテル

 スイスのジュネーブにある「ホテル・プレジデント・ウィルソン」の宿泊は900万円以上します。インドの「ザ・ラージパレスホテル」は700万円以上。

フランスカンヌにあるのハリウッドスター御用達の「グランドハイアットマルティンスホテル」は600万円以上。ニューヨークの「フォーシーズンズホテル」で500万円以上。

庶民の私からしたら目玉が飛び出ます(笑)。

一度、東京の丸の内にある「フォーシーズンズホテル」に泊まりました。

スウィートではありませんでしたがお部屋も広く、素晴らしいサービスと美味しい食事で大満足でした。

他にも「マンダリンオリエンタルホテル」や「リッツカールトン」「ペニンシュラ」などが有名ですよね。

 世間の反応

 やっぱりそうよね、という反応が多いですね。

まとめ

観光被害なんて悲しいですよね。

旅行者も地元住民も共存できるようにお互いがお互いを思いやれる、当事者同士の意識はもちろんですが、行政はそんな施策を打ち出して欲しいですよね。